ブランシャー明日香より、新年のごあいさつ

旧年中は大変お世話になりました。

皆さんにとって2023年が穏やかで平和な一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

激震が続く社会情勢の中、どの情報が正しいのか、何を指針に生きていくのか、自分はどういうアクションをとるのか、今年は私たち市民の実力が試される年になるかと思います。

何もしない、今まで通りでいい、と静かに生きていたくても、私たちを取り巻く状況は刻々と変化しています。

「気候変動待ったなし!」という現実はやっと最近一般にも知られるようになってきました。この200年余りの人間活動が原因で、産業革命以前と比べて地球の平均気温は既に1.1度上昇しています。

今後、なんとか気温上昇を1.5度までに抑えるため、先進各国政府は2050年までにカーボンニュートラル(脱炭素化)を掲げています。しかし、日本を含む多くの国では、このままでは、

その目標は達成されることはないと予想されています。

エネルギー、地球環境、産業構造、資本主義、、、私たち市民には所詮手の届かない、大きすぎる課題?どうせ権力者や企業家や政治家が勝手に決めてしまう私たちには関係のない問題?

そう、一体誰がこの大きすぎる課題に立ち向かうのでしょうか? 「螳螂之斧(とうろうのおの)」と揶揄されても仕方がない、そんな無茶な行動をとった14歳の女の子がいました。スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんです。最初は1人で学校に行かずに始めた気候ストライキは、やがてヨーロッパ全体に広がり、今では世界中の人を動かし、国際社会の気候政策にも影響を与える存在になりました。

グレタさんの勇気と意志と行動力に続き、名もなき無数のアクティビスト達が今、世界中で声をあげています。日本ではまだ小さな声ですが、

各地で立ち上がっている仲間達が何千人、何万人といるのです。私もその1人としてただ信じる方向に向かって歩いているのです。
今年は、レイチェル・カーソンの本にある、「センス・オブ・ワンダー」を更に研ぎ澄まし、自然に生かされている、という畏敬の念と感謝の気持ちを持って行動していきたいです。

声が大きい人に従うのではなく、声が聴こえてこない遠い場所の人達やこれからを生きる子どもたちの声を聴き、声を出せない地球上の生命の声に耳を澄ませて代弁する。

そして少しでも今よりいい地球環境を未来に手渡していく。それが私が政治にチャレンジする目的です。

小さくても哲学を持って、草の根の視点を実践していく一年にする。違いを乗り越え対話を続け、優しさと寛容さこそが真の強さとなる社会づくりを目指して進んでいこうと思います。

街で見かけたら、お気軽にお声がけください。一緒にみなさんの声も届けていきましょう。

今年もどうぞよろしくお願いします。

緑でいこう!杉並大作戦
代表ブランシャー明日香